yukimuraのメモ帳 ver.2

2023.1.1

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。


《新ブログ》
旧ブログは自分でも何だか収拾がつかなくなったので、あちらは一旦封印して、こちらの新ブログで再スタートします。
と言っても、これからたくさん更新していきますという訳ではなく、本当に気が向いた時に更新する感じなので、おそらく年に数回更新する程度だと思うので、その点は期待しないでください。
内容としては、趣味について思い付いたことをテキトーに書いていく感じになると思います。



《アニメ》
とりあえず昨年観たアニメについてざっくり。
2022年のアニメで、個人的に特に良かった上位5作品(順不同)は『その着せ替え人形は恋をする』『明日ちゃんのセーラー服』『ダンス・ダンス・ダンスール』『ぼっち・ざ・ろっく!』『すずめの戸締まり』。
次点は『サイバーパンク エッジランナーズ』で80年代OVA的な面白味がありました。
好きな作品の半数がCloverWorksの制作で、まさに躍進の年でしたね。
逆に言えば、私のチェックした範囲では、上記の作品を除けば、特別問題にするほどの作品は見当たらなかったです。
まあアニメ映画は未見のものが結構ありますし、それほど積極的にチェックしたわけじゃないので、他に皆さんのオススメがあれば是非とも教えて欲しいです。
※追記
(湯浅政明監督『犬王』を観ましたが面白かったです。
大人しかった映画前作よりも独創的・狂騒的な感覚が戻っていました。)

昨年に初鑑賞した旧作で特に収穫だったのは、出崎統監督が手掛けたアニメ映画『ゴルゴ13』です。
いやお前出崎統が好きなのに観てなかったんかい!と言われそうで、ファンでありながら恥ずかしいですね。
何となく食わず嫌いしてましたが、観てみたら凄く面白かったです。
本作を観れば、出崎統は日本のアニメ界でも特に映像の扱いに長けた逸材であると再確認できます。
このレベルの作品に定期的に出会えるなら、アニメ鑑賞も楽しいのでしょうが、なかなか出会えませんね…。

再鑑賞して改めて凄いと感じた作品が2作品あって、一つは『劇場版 エースをねらえ!』です。
昔観た時はあまり良さが解らなかったのですが、再鑑賞したら凄い作品で驚きました。
この頃のTVアニメの劇場版というと、内容的に単なる本編の総集編・ダイジェストが殆どで、既に本編を観ている人には意義が薄いものばかりです。
(『あしたのジョー2』の劇場版なんて、作中屈指の名勝負である金竜飛戦が、十数秒でさらっと処理されているのには相当ガッカリでした。
まさかハリマオ戦より短いとは…)
一つの映画として完成度を高めるなら、本作や『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』のように、一から作り直さないといけないでしょう。
その点本作の出来は素晴らしく、この頃の出崎演出は絶好調でしたね。
また、映画は省略の芸術であり、本作も普通ならば描くであろう場面をあえて省略することで、得も言われぬ効果・余韻を生んでいます。
研ぎ澄まされた刀のような、まさに切れ味抜群の作品でした。

もう一つは『ルパン三世 カリオストロの城』です。
元々好きな作品でしたが、久しぶりに再鑑賞してより一層好きになりましたね。
モーリス・ルブランの「アルセーヌ・ルパン」シリーズの中でも、私が特に大好きな『カリオストロ伯爵夫人』の要素を取り入れ、ルパンの最初の妻であるクラリスを元にした少女が登場します。
本作のクラリスは、まさに小説のクラリスのイメージにぴったりの可憐な少女であり、その少女をルパン三世が悪漢から守る冒険譚は、私のロマン嗜好を非常にくすぐります。
宮崎駿監督は、「アルセーヌ・ルパン」のロマンチシズムと「ルパン三世」のコミカルな面白さのハイブリッドを目指し、見事に結実しています。
私自身、「ルパン三世」よりも「アルセーヌ・ルパン」のファンであるからこそ、本作には強く惹かれます。
アニメ『ルパン三世』の最高作に間違いないでしょう。
今回再鑑賞した結果、『ラピュタ』を押し退けて、個人的なジブリ映画(厳密にはジブリ設立以前の作品も含めて)のベスト5に入る作品になりました。

それにしても、1979年は『赤毛のアン』『機動戦士ガンダム』『ベルサイユのばら』が放送開始し、映画では『銀河鉄道999』『劇場版 エースをねらえ!』『ルパン三世 カリオストロの城』が公開された、かなりのアニメ当たり年ですね。
私は未見の『アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険』もあり、こちらも早く観たいです。
この頃のアニメファンは幸せだったことでしょう。

そして今年のアニメは、何と言っても待ちに待った宮崎駿監督の新作『君たちはどう生きるか』が公開されます。
前作『風立ちぬ』は、当時の御年70オーバーにして新たな進境を感じさせられる傑作で、溢れ出る創造性に唸りっぱなしでした。
新作も楽しみで仕方ないです。
宮崎監督には、これからも作品を作り続けて欲しいです。



《音楽》
2022年のアルバムで個人的に聴き込んでいた5作品はこちら。

羊文学『our hope』



柴田聡子『ぼちぼち銀河』



Alvvays『Blue Rev』



The 1975『Being Funny In A Foreign Language』



結束バンド『結束バンド』


アニオタ的にやはり結束バンドは入れたかった。
年末の滑り込みですが、アニメ効果で現在進行形でめちゃくちゃ聴き込んでますね。



《今後の予定》
次回の更新は特に考えていませんが、昨年に観た映画のランキングを作るかもしれません。
上半期にあまり映画が観られなかった分、下半期は絶対に濃厚な映画鑑賞をしてやるぞという謎の意地を発揮したので、たくさん映画を観ていました。
おかげで多くの優れた作品に出会えましたね。
また気が向いたらアップすると思います。