yukimuraのメモ帳 ver.2

グリッドマン ユニバース

グリッドマン ユニバース』(2023)
評価 : ★★


TVアニメ『SSSS.GRIDMAN』と『SSSS.DYNAZENON』をクロスオーバーさせたアニメ映画。
両作品のその後を描いており、『GRIDMAN』の裕太と六花の恋愛を中心に、再び現れた怪獣とそれに立ち向かうグリッドマン、そこに別世界から現れた『DYNAZENON』のメンバーも加わります。
オールスター大集合のいわゆるお祭り映画ですね。

このシリーズは決してオススメできる作品とは言えないものの、個人的にはヒロインの六花とアカネがツボにハマったので結構好きだったりします。
やはり個人的に一番の見所は、六花の太ももの太さが本編から更に限界突破してることでしょう。
このぶっとい太ももは個人的にたまらんかったですね。
これだけでも本作を観て良かったと言えます。
出番は少ないですが、終盤のアカネのエロいコスチュームも良かったです。
私のように、特撮ヒーローに特別な思い入れが無い人は、女の子の可愛さを愛でればいいでしょう。
心残りと言えば、『DYNAZENON』で一番エロいムジナが登場しなかったのは残念でした。

このシリーズの欠点として、特に『GRIDMAN』は結局のところ作られた世界のお話だと途中で判明するのですが、仮想現実ものと同じで、最終的に夢オチのような空しさを感じることです。
結局のところ別の世界の話だから、そこにどんな危機が起こっても、直接的な危機感、一種のサスペンスを感じにくいです。
こういう作品は結構作られてますが、現実世界と密接にリンクさせるなど、没入感を高める工夫が必要でしょう。
(その点、実写映画『アイデンティティ』やアニメ映画『シュガー・ラッシュ』なんかは良い成功例ですね。
細田守監督作品も上手く作られています)
このシリーズにはそうした工夫が無いので、何だかなぁという感じですね。

まあ本作に関しては、別世界も巻き込んで、全員集合させたお祭りをやろうという、良い意味での中身のなさを受け入れれば、結構楽しめる作品でしょう。
両作品のキャラの絡みや、グリッドマンとダイナレックスのコンビネーションもなかなか楽しめました。

それでも終盤は、宇宙がどうのこうのとスケールがデカい話になってきますが、そこまで行くと私なんかはどうでもよくなってきちゃいましたね。
終盤の戦闘シーンも、全員集合して主題歌が流れながら合体!合体!必殺技!って感じですが、何だかガチャガチャしすぎてあまり好きじゃなかったですね。
こういうのにワクワクできる年齢をとうに過ぎてしまった身としては、あまり有り難くなかったです。
最後はみんなそれぞれカップリングができて、めでたしめでたしという感じですが、終盤の戦闘シーンと合わせてお子様ランチ的で、どうにもベタベタした後味でした。



余談ですが、この後味のまま映画館を去るのも嫌だなぁと思い、結局もう一本映画を観て帰りました。
そちらの作品の感想は後日アップするかもです。