yukimuraのメモ帳 ver.2

ルパン三世 バビロンの黄金伝説

ルパン三世 バビロンの黄金伝説』(1985)
評価 : ★


モンキー・パンチ原作のTVアニメ『ルパン三世』の劇場映画第3作。
監督は鈴木清順、吉田しげつぐ。

第1作、第2作の感想を書いたので、ついでに第3作も簡単に書いておきます。
第4作以降はとりあえずいいかな。
傑作『カリオストロの城』の後なので、さくっと行っちゃいましょう。

個人的な『ルパン三世』劇場版の評価は、『カリオストロの城』がダントツで、次点が『THE FIRST』、それ以外はどんぐりの背比べという感じです。
何故か世間では傑作扱いの第1作『複製人間』も、実際のところ、駄作と評判の本作とそこまで差はないと思います。
まあ本作が一番つまらない作品というのは、私も同感ですけどね。

本作は、当時放送中のTV第3シリーズと同じコミカルな絵柄ですが、絵的にも前2作のような面白味はなく、映像的にも貧弱です。
お話も『複製人間』同様、ファンタジー要素が強く荒唐無稽です。
それでも『複製人間』がまだマシに見えるほど、本作はお話のバランスが悪く、無駄に長すぎるシーンがあるかと思えば、あっさりしすぎているシーンもあり、全体的にガタガタでした。
映画監督の鈴木清順が関わっているので、もっと個性的な作品を期待したいところですが、その点でも全然駄目でしたね。

そんなわけでダメダメな本作ですが、唯一の見所といえば河合奈保子の主題歌「MANHATTAN JOKE」でしょう。
実は私、河合奈保子が好きなんですよね。
というか80年代アイドルは全般的に好きです。
昨年観た『すずめの戸締まり』では、河合奈保子の「けんかをやめて」の他、作中で懐メロがいろいろ流れていて、個人的にも嬉しかったですね。
まあぶっちゃけ、それが言いたかっただけの記事でした、以上。