yukimuraのメモ帳 ver.2

アンダーザウィッチ:ビギニング

『アンダーザウィッチ:ビギニング』(2022)
評価 : ★★★


同人サークル・NumericGazerによるRPG
美麗な3DCGで描かれた、完全女性上位のマゾ向けエロRPGです。

タイトルに「ビギニング」とあるように、本作はシリーズの序章となります。
「EPISODE0:魔女ディーラーとの戦闘」「EPISODE1:湖で妹アリスと決闘」の二つのエピソードが収録されており、どちらでも好きなほうからプレイできます。

「EPISODE0」はちょっとした体験版的な扱いで、悪役の魔女ディーラーとの戦闘のみです。
戦闘はコマンド選択式のターン制で、敵は通常攻撃の他、エッチな攻撃も仕掛けてきて、体が小さくてマゾな主人公は攻められダメージを受けます。
初期レベルでは魔女の相手にならず、一方的に負けることになります。
戦闘に負けても、経験値が入ってレベルアップし、何度でも再戦できます。
主人公は何度も負け続け、敵のマゾ奴隷になりながらも、徐々に成長し強くなっていくというのが、本作の特徴となります。
無事に魔女に勝てれば「EPISODE0」は終了です。

続く「EPISODE1」がメインであり、ここからが本番と言ったところです。
魔女と戦う主人公の元に、主人公の妹アリスが颯爽と現れ、主人公を救出します。
アリスは「私はお兄様より強い」と断言し、主人公の代わりに魔女を倒すと宣言します。
魔女狩りの仕事を奪われてはいけないと反発する主人公に対し、「自分が勝ったら言うことを聞いてもらう」とアリスは決闘を申し出ます。

ここでアリスとの初戦になりますが、主人公よりも体が大きく戦闘能力も高いアリスに、弱い主人公は為すすべもなくボコボコにされます。
アリスの理不尽なまでの強さと、主人公の見事なボコられっぷりには、思わず笑いが出てしまいます。
ここからは「EPISODE0」同様、何度も負け続け、妹のマゾ奴隷になりながらも、主人公を成長させ、最終的にアリスに勝つことが目標となります。

まず目を引くのが「EPISODE0」から更に進化した美麗な3DCGで、同人エロゲの中でもトップクラスに高品質です。
「EPISODE1」ではフィールドの移動・探索の要素が加わって、見た目もよりRPGっぽくなっています。

「EPISODE1」では妹アリスの他、武器などを売ってくれる魔女の商人ヘルバが登場し、両者にエロシーンが用意されています。
個人的には、ディーラーやヘルバの見た目は洋ゲーのキャラみたいで好みではなかったですが、妹のアリスの見た目は好みで、エロさも申し分なかったですね。
戦闘やエロシーンでは、主人公がドSなアリスに辱しめられますが、「EPISODE0」からグラフィックの質が格段にアップし、エロさもかなり増しています。

主人公がアリスに足コキされたり足を舐めさせられたり、足蹴にされるシーンが多いのですが、足裏の質感や皺の描写が非常に細かく、足フェチならかなり満足できることでしょう。
一日中ブーツを履いた後のムレムレの足を舐めさせるシーンなど、まさに画面越しに匂いが漂ってくるようでしたね。

同時に本作は尻や下着の描写にも拘っていて、下着の布地も非常に細かく描かれていて、特に顔面騎乗のシーンでは、尻のボリューム感と下着の質感の美しさを同時に堪能できます。
足フェチ、尻フェチの人ほど特に満足できるでしょう。
アナルや秘所(愛液が糸を引く描写)なども生々しく描かれていました。
かように、美麗な3DCGで描かれたグラフィック・エロに関してはかなり満足でしたね。

評価が中程度に留まっているのは、二つのエピソードを合わせても短く、まだまだ序章に過ぎないという印象が強いためです。
あとは、グラフィック・エロは凄いけど、ストーリー・ゲーム性は他愛ないという感じですね。

そんな感じで評価は程々ですが、個人的なお気に入り度は高いです。
中高生向けのラノベみたいな物語を読まされるエロゲよりも、私はこういう技術の進化を感じられるエロゲらしい作品のほうが断然好きですね。
本作のようにグラフィックとエロに力を入れた、ボリュームのある大作3DエロRPGをいつかの日かプレイしたいと思っています。

私は本作をプレイして良かったですし、3DCGが好きでマゾで足フェチで尻フェチなユーザーにとっては是非ともプレイすべき作品ですね。
属性持ちにとっては、最高の作品になり得るかもしれません。
開発中の続編も面白そうですし、発売したら是非ともプレイしたいです。